1,000頭規模の乳牛を飼育し、びん牛乳を生産する「牛乳プロジェクト」実現のため、いま現地では若者たちも活躍しています。
TMRセンター(完全混合発酵飼料の製造工場)に勤務する倉掛新悟も、また、志を持ってこのプロジェクトに加わった若者のひとりです。以前は農業法人に勤務し、家畜用のお米を生産していた倉掛は、「自分が育てた飼料米が、実際にどのように牛の餌となり、どのように酪農に活かされているのかを知りたい」という思いから、現職に転職しました。
現在は、飼料の配合や運搬など、TMRセンターの中核となる業務を習得中。フォークリフトやホイルローダーなどの機械操作にも挑戦しており、「早く使いこなせるようになりたい」と意欲を語ります。
また、下郷農協の酪農家のもとで研修を重ね、牛の健康管理や搾乳の基礎など、酪農についての実践的な知識も日々吸収しています。
倉掛をはじめとする若者たちの前向きな取り組みが、このプロジェクトを一歩ずつ現実へと近づけ、酪農と食の未来に希望の光を灯しています。