母牛に与える飼料の国産比率の向上をめざし、産直産地のひとつ・鳥越ネットワークにて国産飼料の栽培がスタート。取材に訪れた2024年7月、圃場には青々と茂るデントコーン(サイレージ用トウモロコシ)の葉が風にそよぐ光景が広がっていました。秋には収穫され、新しく設立されるTMRセンターにて飼料の一部として配合される予定です。
「今年の暑さや畑の水はけなどの影響で、場所によって生育にバラつきが見られ、課題を感じています。安定生産のためには、まだまだ調整が必要ですが、これからの酪農にとっても、私たち地方に生きる農家にとっても、飼料の国内生産はとても意義のある取り組みだと思っています」とは、鳥越ネットワーク代表の鳥越耕輔さん。今季は390トンの収穫をめざしています。